|
留学の滞在期間は、交換留学生・研究生・学部生・大学院生・コースによって、様々です。1年で帰ってしまう人も居れば、7年滞在する人も・・・。毎年、出会いがあり、別れがあります。なかには、留学していた人の兄弟、姉妹が来られて、なつかしい思いをさせてもらうことも。研究室の行き帰りだけで終わってしまう人、友達をいっぱい作って、国の知名度を上げて帰る人。
活動の中で交流をコーディネートすることが多いと、親しみやすくてみんなをまとめる力のある人に、出会えるようになります。その留学生が、サポートの必要な留学生をつないでくれたり、参加メンバーを集めるのに協力してくれたりします。
チュニジア出身のサービさんも、その一人でした。あるときは真面目な博士、あるときは国際見本市のビジネスマン風、あるときは結婚式の照明係・・・・。一緒に商店街を歩いていると、たくさんの日本人に声をかけられました。大学の仲間、国際交流団体の人、バイト先の先輩・・・。出会うたびに、握手したり、抱き合ったり・・・・。ソフィア倶楽部で主催するイベントにも、積極的に参加してくれました。ボランティア団体にはない、営業力を持っていて助けられたりもしました。
そんな彼が、ある日、「日本にもっと居たいので、国連大学の就職試験を受けたい。」と言ってきました。具体的な仕事内容は覚えていないのですが、国連関係の仕事は、世界各国から応募があるそうで、とても難しいということでした。私にも、NPO(その頃は、ボランティア団体)として、推薦状を書いて欲しいと言ってきたのです。こんな弱小任意団体の推薦状は必要ないのでは・・・と伝えたのですが、「それでもかまわない、本人の実力以外に、どんな活動をしてきたかも、大切だから・・・」と、受け取っていきました。国連関係の仕事は、「即、戦力になる人・実践できる人」でないと、なかなか務まらない、そう国連に携わっていた友人から聞いたことがあります。果たして、この愛媛でそういう国際的な行事(会議やイベント)に関わり経験を積む、ということができるのだろうか、と考えさせられました。発展途上国から自国のために技術を学びに来ている留学生が、愛媛の地で、国際会議のアレンジを手伝ったり、ボランティアとして協力することは、自国のNGO活動へのおおきな力になると思います。
残念ながら、彼は就職できませんでしたが、留学生の受入は、大学内だけでなく、地域としても担っていく必要があるのでは、と考えさせられました。
私たちの活動の中に「外国人観光客誘致事業」がありますが、観光交流人口が増えることで世界各国のネットワークができ、愛媛での国際的なイベント開催につながるようになればと考えています。

チュニジアの写真展を企画。ラジオのインタビューを受けるサービさん。
|
コメント
コメントを送ってください