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ボランティア団体からNPOという名前に変わり、企業や行政との「パートナーシップ」が言われるようになった頃、私たちソフィア倶楽部も、国際交流活動の中で築いてきたネットワークを「国際観光」という事業につなげようと意気込んでいました。そして、松山市役所の当時の地域経済課・走る営業公務員こと竹村課長に、相談に伺いました。文化や交流の分野では、行政の方たちにもたくさんお世話になってきましたが、経済の分野は初めて。張り切って、企画書を広げいかに事業化の可能性があるか説明しました。彼はだまって説明を聞いた後、こう言いました。「玉乃井さん、松山を好きですか?」「・・・・」一瞬、戸惑いましたが、「私の出身は、宇和島市です。だからt特に松山というのではなく、愛媛全体として考えていますが、人が好きなので、人を喜ばせたい・・松山を訪れた人が楽しんでもらえるようにしたいんです。」と答えました。突然の問いかけでしたが、事業化の正当性を訴えるより、想いを伝えるほうがずっと楽でした。このときから、彼は私たちの想いに賛同して、半人前のNPOを応援してくれるようになりました
そして、これを機に事業化に躍起になっていた私は、自分たちの想いを大切にしよう、そんなに大したことができるわけじゃないのだから、(私たちのできることって知れてるのだから・・)と肩の力を抜いて考えられるようになりました。思えば、そう考えてから、できることが少しずつ見えてきたような気がします。
現在、主に私たちが手掛けている「観光」は、受入(おもてなし)型のものです。来られる方の希望を聞き、地域を巻き込んで、お客様オリジナルの滞在ができるようにプログラムを作っていきます。それは、親しい友人のお誕生会をないしょで準備したりするときの、「ワクワク感」・・・喜んでもらえる顔がみたくて、という想いと同じです。事業戦略ではなく、ただただ、そういう想いで進めています。
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