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毎年この時期になると、市内の小学校から総合学習としての国際交流について、留学生の派遣依頼があります。6、7年まえから依頼に応じているのですが、始めた頃は、できるだけ多くの国の人を紹介して欲しいと言われました。壇上にみんなが並んでお話しする、というかたちになり、参加した外国人の方から「外人ショーみたいなことは、しないで下さい・・!」と言われたりしました。
それから、私たちも、学校でのプログラム作りに役立つことができればと、「国際理解教育」や「開発教育」などの勉強会を立ち上げ、ワークショップも行ないました。学校教育では、たいてい学んだ後のまとめの時間などで、「だから、こうなんですよ。みんなでこうしましょうね。」というような結びがあるのですが、ワークショップでは結論めいたことはなく、みんな其々が何かを感じてくれれば、というような・・・エッ、これでいいの・・と肩透かしを食わされたような気持ちになったりもしました。勉強していくうちに、この「国際理解教育」は、人権・平和・環境・コミュニティなど、様々な分野の学びにつながっていて、非常に奥の深いものだということがわかってきました。「やったことはわかる・発見したことはできる : 体験し、発見したことは、理解でき、そのあとの行動へ結びつく」という「参加体験型学習法」を取り入れているのも、この「国際理解教育」なんです。なんとか、それが、学校の総合学習に取り入れられないかと考え、「食のプログラム」を作成しました。世界の料理を留学生たちと一緒に作って、食から見えてくる、世界の生活・文化・歴史・産業について、子どもたちが何か気付いてくれれば・・・という思いで作りました。
学校から依頼がある度に、この「国際理解教育」に沿ったプログラムの提案をさせていただいたのですが、先生たちが忙しいということもあり、なかなか取り入れてもらえませんでした。「国際理解教育」のプログラムは充実していくのに、現場ではまだまだ活かされない、というのが現状でした。
働きかけが徒労に終わることはたくさんありましたが、少しずつ提案することから、始めることにしました。接点を持ち続けないと、つながっていかないから・・。先生方に留学生を紹介するときには、「子どもたちと一緒に何かをしましょう・・」と呼びかけ、どういうことをしたいのか伝えてもらうことにしました。その内容によって紹介する人も違ってきますし、留学生の中にも、音楽やスポーツ、芸術など交流内容について提案できる人もいましたから。そして、少しずつ、プログラム作りができるようになってきました。まだ、希望するところまでは行かないのですが、これからも(めげずに)提案は続けていきたいと思っています。
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